TadaoYamaokaの開発日記

個人開発しているスマホアプリや将棋AIの開発ネタを中心に書いていきます。

【小ネタ】バイブコーディングでAndroidアプリ更新

最近はGitHub Copilotでバイブコーディングすることが多く、コードを直接書くことが減ってきている。

先日、「電卓アプリを作るのは難しい?」という記事を書いたが、その際に言及した、かなり前に作ったAndroidの電卓アプリが最新のAndroidにはインストールできなくなっていることに気づいた。

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そこで、バイブコーディングで簡単に最新のAndroid対応できるかやってみた。

主な変更点
  • JavaCCを使っていたが、JavaCCは古いのでANTLRに移行
  • 開発言語は、Javaから現在のAndroid Studioで推奨のKotlinに変更
  • Support Libraryが廃止され、AndroidXになったので、AndroidXに移行
  • レイアウトファイルもAndroidX対応に修正

変換指示

o3-mini-highを使用して、元のソースコードと、最新のAndroid Studioで作成したブランクプロジェクトのソースを与えて、

添付のMainActivity.javaは、Android向けの電卓アプリのJavaソースです。ExprParser.jjtからJavaCCでパーサを生成しています。Expr.javaは計算部分のソースです。
これを、ANTLRを使用して、Kotlinで実装し直してください。MainActivity.ktはMainActivityのひな型です。

という指示で、一発で動くソースが生成できた。

レイアウトファイルは変換後に、少し調整が必要だった。

以前の仕様で直したい箇所がでたので、GitHub Copilotを使いながら修正も行ったが、全部で数時間で作業完了した。

まとめ

バイブコーディングで、かなり前に作成したAndroid電卓アプリを最新環境へ対応させた。
JavaCCからANTRL、JavaからKotlin、Support LibraryからAndroidXへの変換を一発で生成できた。
こうした移行作業は気が進まないことも多いが、バイブコーディングなら驚くほど効率的に片付けられると実感した。


イラスト: ChatGPT 4o