TadaoYamaokaの開発日記

個人開発しているスマホアプリや将棋AIの開発ネタを中心に書いていきます。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書ノート】ブルー・オーシャン戦略

競争を避けながら持続的な成長を実現するビジネス戦略に関する名著「ブルー・オーシャン戦略」を読んだので内容をまとめる。以下の内容は、ほとんどClaude3.5 Sonnetを使用して作成している。目次 第1部 ブルー・オーシャン戦略とは 第1章 ブルー・オーシ…

【読書ノート】Designing Interfaces: Patterns for Effective Interaction Design

インターフェースデザインのベストプラクティスとパターンをまとめた「Designing Interfaces: Patterns for Effective Interaction Design」を読んだので内容をまとめる。Jenifer Tidwell著のこの書籍は、効果的なインタラクションデザインを実現するための…

【読書ノート】生成AI時代のプロダクトマネジメント

「生成AI時代のプロダクトマネジメント 勝てる事業の原則から戦略、デザイン、成功事例まで」を読んだので内容をまとめる。 以下の内容は、ほとんどClaude3 Opusを使用して作成している。目次 第Ⅰ部 生成AIの全体像を俯瞰する 第1章 AI革命の基礎知識 第2章 …

【読書ノート】The Design of Everyday Things

日常的な物のデザインに関する基本的な原則を説明した名著「The Design of Everyday Things」を読んだので内容をまとめる。 以下の内容は、ほとんどClaude3 Opusを使用して作成している。目次 1. The Psychopathology of Everyday Things 2. The Psychology …

【読書ノート】Don't Make Me Think

ユーザビリティの基本原則をシンプルに説明した名著「Don't Make Me Think」を読んだので内容をまとめる。 以下の内容は、ほとんどClaude3 Opusを使用して作成している。目次 Introduction: Read me first Guiding Principles Chapter 1. Don’t make me thin…

【dlshogi】40ブロック512フィルタモデルの学習

dlshogiは直近では1年近く定跡生成に取り組んでいたため、モデルの大きな改善はなかった。 定跡生成が一段落したので、最近はモデルの改善に取り組んでいる。 終盤の読み抜け対策 ディープラーニング系のモデルには、終盤で読み抜けが比較的起こりやすいとい…

大規模言語モデルで将棋AIを作る その6(相対位置エンコーダ)

前回までは、位置エンコーダに学習可能な絶対位置エンコーダを使用していた。 今回は、相対位置エンコーダを試す。 位置エンコーダ Transformerは、トークンが入力の何番目にあるかによらず等価に扱う。 そのため、入力の位置が意味を持つ場合は、位置を何ら…

大規模言語モデルで将棋AIを作る その5(Transformerのスクラッチ実装)

前回までは、TransformerをPyTorch標準のnn.TransformerEncoderを使用して実装していた。 位置エンコーダに「Relative Position Representations」などを使用しようとした場合、Muliti head self-attentionの計算を変更する必要がある。 そのため、Muliti he…