TadaoYamaokaの開発日記

個人開発しているスマホアプリや将棋AIの開発ネタを中心に書いていきます。

Jupyter QtConsoleを起動するとコマンドプロンプトが起動する問題の対策

Pythonを対話的に使用する際は、Jupyter QtConsoleを好んで使用している。

Jupyter Notebookを使っている人の方が多いと思うが、Jupyter QtConsoleは起動が速く、Jupyter NotebookをブラウザやVS Codeなどから使用するよりも手軽に使用できる。
また、入力の履歴が残ったり、グラフを別ウィンドウにできたりといった利点もある。

Jupyter QtConsoleは、正確にはいつからかは忘れたがAnacondaの数年前のバージョンから、起動時にバックグラウンドでコマンドプロンプトが同時に起動するようになった。
このウィンドウが邪魔なのだが、気にしないようにして使用していた。

あらためて回避策がないか調べたら、以下の回避策があった。
python - how to launch recent Jupyter QtConsole on Windows without a console window - Stack Overflow

ショートカットを作成して、

pythonw <Anaconda3のScriptsのパス>\jupyter-qtconsole-script.py

のようにリンク先を設定すればよい。
作業フォルダーにデフォルトの作業フォルダも指定しておくとよいだろう。

このショートカットをPATHが通ったフォルダにqtconsoleという名前で配置しておけば、ファイル名を指定して実行から、「qtconsole」で起動できる。

バッファサイズとウィンドウサイズをカスタマイズするには、先ほどのリンク先のコマンドに以下のように引数を追加すればよい。

--JupyterWidget.buffer_size=10000 --JupyterWidget.console_width=150