TadaoYamaokaの開発日記

個人開発しているスマホアプリや将棋AIの開発ネタを中心に書いていきます。

Barracuda

Unityで将棋アプリの開発 その3(Android対応)

前回、WindowsでOnnxRuntimeで探索を動かせるようになったので、Androidでも動くようにした。後で書くが、Unity Barracudaでもコルーチンを使うことでメインスレッドで非同期処理ができるようになったので、OnnxRuntimeは必須ではなくなった。OnnxRuntimeをA…

Unity Barracudaでdlshogiのモデルを推論する その4(探索)

前回、Androidでのモデルの推論速度を調べた。 今回は、MCTSで探索を行った際の探索速度を調べた。前回、推論をバッチにしても同じデータ数を処理する時間がほとんど変わらないことが分かったため、MCTSの探索もバッチで並列化を行わないように実装した。 ま…

Unity Barracudaでdlshogiのモデルを推論する その3(Android)

Unity Barracudaによるdlshogiのモデルの推論をAndroidで試してみた。 Android対応 プロジェクト設定でプラットフォームをAndroidにするだけで、測定用コードは前回実装したをそのまま使用した。測定端末には、Pixel5を使用した。 モデルサイズ 15ブロック22…

Unity Barracudaでdlshogiのモデルを推論する その2(推論速度)

前回、Unity Barracudaでdlshogiのモデルを推論できることを確認した。今回は、dlshogiで使用しているTensorRTと、推論速度を比較した。モデルは、15ブロック224フィルタのdlshogiのモデルを使用した。 前回の記事で書いた通り、そのままではBarracudaでdlsh…

Unity Barracudaでdlshogiのモデルを推論する

Unity Barracudaは、Unity用のマルチプラットフォームに対応した推論パッケージである。ONNXのモデルをロードでき、WindowsでもAndroidでもiOSでも(WeGLでも?)同じコードでディープラーニングモデルの推論ができる。Barracudaで、dlshogiのモデルが扱える…