先日、Ubuntu Serverを使うとCUDA+cuDNN+Chainerが動かせたという記事を書きましたが、以前にUbuntu DesktopでうまくNvidiaのドライバをインストールできなかった原因がわかりました。
Ubuntu Desktopでうまくインストールできなかった原因は、ドライバインストール前は、カーネルパラメータにnomodesetを付けて起動しないとコンソールモードにできないためでした。
CUDAのInstallation Guide for Linuxに記載がありました。
起動時にGRUBの設定で、カーネルパラメータにnomodesetを付与すれば、Desktopでもインストールできるようですが、Ubuntu ServerでNvidiaドライバとCUDAをインストールした後で、Desktopにした方が簡単です。
後から、Desktopにするには、
$ sudo apt-get install ubuntu-desktop
で、Desktopをインストールします。
GUIモードで起動するようにするには、
$ sudo systemctl set-default graphical.target
を実行します。
GUIで起動した後に、手動で日本語環境の設定が必要です。
System SettingsからLanguage Supportを選んで、言語サポートをインストールするか聞かれるのでインストールします。
キーボード入力に使うIMシステムを「fcitx」に変更します。
再ログインすると、日本語環境になります。
かな漢字変換は、「半角/全角」キーで切り替えできます。
ChainerのMNISTサンプルを動かしてみましたが、コンソールモードで実行するのと、実行時間に違いはありませんでした。
X Serverを動かすことでGPUの速度が低下するということはなさそうです。