リアルタイム音程解析 VSTプラグイン(vst_pitch)を更新しました。
更新内容は解析精度の改善です。
正しいピッチの1/3の周波数に誤って判定されることがあったので修正しました。
解析方法はAndroid版のボーカル音程モニター(Vocal Pitch Monitor)と同じで、Android版の方に、以前のバージョンでは正しく判定できていたが誤判定するようになった指摘を頂いたので、原因を調べていました。
2つくらい前のバージョンで自己相関関数のピークが正しい周波数の1/3の位置になることはほとんどないと判断して、決定木からロジックを削除していました。
これが誤りで、高音でバックグラウンドの曲の音が小さく入るような場合には、そのようなケースがあることがわかりました。
自分で使って、誤判定のケースを見つけて改善するという方法で少しずつ精度を上げています。
ユーザーから誤判定する録音データをもらえると機械学習のデータに加えることができるのですが、少しでもユーザーの負担になることは依頼しないことにしています。
Android版は少し寝かせからアップすることにして、ほとんど利用者のいないWindowsのVSTプラグインをアップデートして、今年のコーディング納めとします。
では、みなさま良いお年を~