TadaoYamaokaの開発日記

個人開発しているスマホアプリや将棋AIの開発ネタを中心に書いていきます。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

stable-diffusion-webuiをWSL2で動かす その2

昨日導入方法を書いたstable-diffusion-webuiにGFPGANとRealESRGANを導入する。GFPGANは、顔を改善するモデルで、RealESRGANは解像度2倍にするモデルである。 それぞれ適用した場合の比較画像は、公式のページにサンプルがある。 GitHub - hlky/stable-diffu…

stable-diffusion-webuiをWSL2で動かす

この議事の内容は古いです。現在この手順では動きません。Stable Diffusionが公開されて一週間もたたないうちに便利なUIがいくつもリリースされている。 その中でも、stable-diffusion-webuiが機能が充実している。 GitHub - hlky/stable-diffusion-webui: S…

Stable Diffusionを試す

拡散モデルを使用した画像生成AIであるStable Diffusionがオープンソースで公開された。 ソースだけでなくモデルの重みも自由に利用できる。商用利用も可能だ。Stable Diffusion Public Release — Stability.Ai早速、ローカルのPCで試してみた。 丁寧な使っ…

timmのモデルを可視化する

timmのモデルはソースが複雑なため、ソースからモデルの構造を理解するのは大変である。 そのため、モデル構造を可視化できると理解しやすい。以下では、PyTorchのTensorBoardで、モデル構造を可視化する方法を紹介する。 TensorBoardでグラフ表示 TensorBoa…

nnue-pytorchを試す その3

前回、nnue-pytorchでdlshogiの棋譜を学習して、floodgateの棋譜でテストを行うと、評価損失(val_loss)が上昇する事象が起きることを書いた。いろいろ条件を変えて実験したところ、最適化をデフォルトのRanderから、Momentum SGDに変更すると評価損失(val_lo…

将棋倶楽部24万局集の統計

昨日の記事で書いた通り、「将棋倶楽部24万局集」のデータベースを読めるようになったので、棋譜の統計情報を調べた。 期間 1999年5月から2002年2月のデータが格納されている。 ほとんどは、2001年9月以降のデータである。 count 240000 unique 159 top 2001…

将棋倶楽部24万局集をCSAに変換

以前に棋譜から棋力測定を試した際に、中古で「将棋倶楽部24万局集」を買ったが結局使わずに眠らせていた。 せっかく買ったので棋譜を分析してみようとCDROMを開いたらデータ形式が棋泉というソフトの形式で、一括で処理しようとすると変換が必要であること…